■留萌における「建設業と地域の元気回復助成事業」概要
1.事業概要

 この元気回復事業は、留萌の西に位置する瀬越海岸、ゴールデンビーチるもい、浜中海岸を一体として海岸観光の振興と
マリンスポーツの拠点化、さらに失われた磯部を再生する前浜再生事業を行うものである。
 留萌の建設業が、観光、漁業、スポーツ産業と連携するとともに、建設業の人材、機材、そして知恵を活用して観光産業
への進出を試みるものである。この事業により、建設業の新たな雇用の創出を図るとともに、観光、サービス業の活性化か
ら地域経済に活力を与える事となる。

○事業名:「建設業の人材と知恵を生かした留萌観光元気プロジェクト」
○協議会:留萌観光元気プロジェクト協議会
○応募者:留萌商工会議所
(1)協議会参加団体
   地方公共団体:留萌土木現業所、留萌市役所
   建設産業団体:留萌商工会議所、留萌建設協会、中小・中堅建設企業(7社)
   関係団体:  留萌観光協会、新星マリン漁業協同組合、北海道マリン事業協同組合、
          北海道サーフィン連盟
(2)事業管理者
   留萌商工会議所(法人)
(3)事務局
   留萌商工会議所、ハラダ工業(株)
(4)計画策定
   留萌建設協会、NPO法人公共環境研究機構

2.背景必要性

 留萌支庁管内は、北海道の中でも人口の減少率が大きく、高齢化が進展している地域である。限界集落率も15%と道内でも日立っている地域である。
 管内の中心都市である留萌市は、人口 25,336人(H21年8月)であり、産業構造は、第三次産業が71%をしめる商業都市であり、観光、サービス業の進展に大きな期待をもっている都市である。
 一方、建設業は全就業者数の13%を占める基幹産業であるが、公共事業はピーク時の50%台となっており離職者数の増える不況産業となっている。
 留萌への観光客は年々減少している傾向にあり、通年を通した観光客は、7,8月の2ケ月がピークで秋以降は激減してしまう。
 夏場の誘客の要因に、近年、海岸保全事業で整備されたゴールデンビーチるもい」が大きい。キャンプや海水浴で、7月と8月の2ケ月で、7万〜9万人の来場がある。その来客の80%は旭川からである。
 この西海岸ではマリンスポーツが盛んである。ビーチの突堤には、通年を通して釣り客が来て楽しみ、瀬越・浜中海岸には真冬でもサーファーが良い波を求めて楽しんでいる。また、最近では水中バイクもきている。
 しかしながら、この様なマリンスポーツに対して、1年を通して楽しめる環境整備が出来ていないことを、利用者から指摘されている。
 本事業では、留萌海岸における観光とマリンスポーツの進展のため、留萌の建設業が観光分野等他の産業と連携して観光分野に進出し、建設業の活性化と雇用の創出を図ることを目的としている。


留萌観光元気プロジェクト協議会
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